ドコモが、Symbian OSをベースとした携帯向け共通プラットフォームの構築を目指す団体「Symbian Foundation」に加わることを発表しました。
本団体の設立に向け、ノキアは、Symbian社の全株式を取得します。またノキアはSymbian OSおよびS60ソフトウェアを、ソニー・エリクソンとモトローラは、UIQ社の技術を、ドコモはMOAP(S)の資産を本団体に提供する予定です。加盟各社のソフトウェアをもとに、本団体は共通プラットフォームおよび共通UIフレームワークを提供する予定です。加盟企業には使用料不要ですべてのソフトウェアが使用可能となります。
●設立企業
Nokia(フィンランド)
Sony Ericsson(英国)
Motorola(米国)
NTTドコモ(日本)
AT&T(米国)
LG Electronics(韓国)
Samsung(韓国)
ST Microelectronics(スイス)
Texas Instruments(米国)
Vodafone(英国)
Symbian OSというのは、このごろドコモから発売されている富士通、三菱電機、シャープ、ソニー・エリクソン製の端末などによく採用されているOSです。
今後、共通プラットフォームを利用することで、端末開発コストを下げられ、開発期間の短縮が期待されるそうです。
ドコモはほかにも、SymbianのライバルとなるAndroidプラットフォームを発表した団体「Open Handset Alliance」にも加入していますが、これから日本の特殊な携帯世界がどこに向かって進んでいくのかが気になりますね。